技術職、特にプログラマーという職種はほかのものに比べて特殊な位置にあるといえるでしょう。まず、身につけるべき技術やスキルの速度が限りなく速いことです。五年前にある分野でプロフェッショナルであったとしても、現在ではその技術は廃れて使われていない、ということがざらにある業界に属しているからです。さらに激務になりがちなことも特徴で、不規則な就業時間が生活を乱してしまい、若いころであればなんとかなっていても、年齢を重ねるごとにそういうスタイルに無理が生じてくるのもありがちです。ですから、プログラマーを仕事として続けていくうえでフリーランスになるというのは、そういった問題を根本的に解決するための方法のひとつといえるでしょう。
システム開発会社で、単純に利益を上げることだけを考えれば、どのようなプログラマーの需要が高いのでしょうか? それは、まずスキルがあること、納期がタイトでもなんとか間に合わせられる働き方をしてくれること、それはすなわち若さであったりします。年齢を絞って求人をすることは基本的に禁じられていますが、実際のところ四十代を越えたプログラマの転職は、よほどのスキルや経験がないと難しいものです。
目安として、「プログラマーは35歳で定年」などと言われたりしますが、それ以上の年齢であればリーダー経験であったり、大規模なシステムに携わるなどの特別な「ウリ」がないとプログラマーとして働き続けるのは難しいものです。そこからスキルを伸ばしたり新しいことを学び続けたりするのも難しいため、若い社員とそう変わらない収入に甘んじるか、リストラの真っ先の対象にされることを恐れなければなりません。
他者に求められるプログラマーであり続けるためには、会社の指示で働いていることは得策ではありません。会社の必要に応じてスキルも変わってきますし、働き方も会社の考える姿で求められるからです。フリーランスになれば、自分がどのようなスキルを身につけ、キャリアを積んでいくかということが自分でコントロールできます。その会社内でしか活用できないスキルを積んでも、いざその会社がなくなったり、逆に会社から出ていくことになったりしたら、そのスキルを活用できる会社がない、ということを避けられます。自身で有望と考える技術を身につけていけばいいわけです。
それから、何よりの利点というのが、生活そのものを会社に縛られることがないことです。人間、歳を重ねていけば、ずっと同じスタイルで働き続けることが難しくなります。結婚したり、子供ができたり、親兄弟に変化があったりするかもしれません。また、変化を起こそうとしても仕事のせいで妨げられることがあります。フリーランスになることで、自身の生活をデザインすることができるということなのです。
求人需要が高いプログラマーは、正社員を目指すフリーターにもおすすめできる職種です。プログラミングを学んで習得すれば正社員としての就職口は多数あります。プログラミングには論理的思考力を要します。プログラマーという仕事は、地道な作業も多々あり粘り強さと根気が必要ですが、何度もプログラムを書くことによって、必然的に論理的思考力が養われ脳が活性化する知的な仕事です。将来性の高さもあり、チャレンジして損はありません。
未経験から正社員プログラマーを目指すフリーターにおすすめのプログラミング言語はJavaです。Javaは人気ランキングでも常に上位にあるため、Javaが使えるプログラマーはより需要があるのです。Javaプログラミングは独学でも学べます。独学に適した入門書などを購入し、環境を整えて地道に勉強しましょう。Javaを学習する際の効果的な勉強方法を紹介しますので、より短期間で効率よく習得するためにぜひ参考にしてください。
IT産業ではあらゆる分野で開発競争が激化し、全体的にエンジニアが不足しています。プログラマーとしてスキルを積むとシステムエンジニアなどの上位職種にキャリアアップしていくため、新人プログラマーも歓迎される傾向にあります。フリーターから正社員を目指すなら、求人需要が多いプログラマーがオススメです。未経験からプログラマーとして転職する方法を紹介します。未経験なりに独学でもプログラミングを習得しようと努力することは大切です。